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化粧水はスキンケアの基本とも言えるもの。普段何気なく使っている化粧水ですが、効果的な使い方があれば、見直してみたいですよね。この記事では、化粧水の使い方における基本情報、正しい使い方、化粧水を付ける際のタイミングについてご紹介します。
目次
そもそも、化粧水を使うのにはどんな目的があるのでしょうか。また、手でつける派とコットンを使う派がいますが、どちらがいいとかはあるのか、朝と夜の使い方に違いはあるのかなど、基本的なことを確認しておきましょう。
化粧水をつける主な目的は、乾燥したお肌に潤いを与えることですが、お肌を柔らかくしキメを細かに整え、その後に使う乳液やクリームなどの浸透をよくする働きもあります。
化粧水を手でつける派とコットンを使ってつける派といますが、どちらがよいのか迷うこともあるでしょう。どちらにもメリット・デメリットがあるため、一概には言えません。
手でつける場合は、次のようなメリットがあります。
・摩擦が少なく皮膚を傷つけない
・手の温度でお肌への浸透率が高まる
・顔の凹凸に合わせコットンでは届きにくい細部までケアできる
・お肌の状態を手で把握でき変化にも気付きやすい
デメリットには、手の凹凸により化粧水のつけ残しが起きやすいことや、手についた雑菌が肌に付着しやすいこと、手の温度により化粧水が蒸発しやすいことなどが挙げられます。
コットンを使って化粧水をつける場合は、次のようなメリットがあります。
・凹凸がないため顔の細部に行き渡る
・化粧水の蒸発を防ぐ
・衛生的につけることができる
デメリットは、摩擦がありコットンの繊維がお肌に負担を与えてしまう場合があることや化粧水を多く使いがちなことが挙げられます。
化粧水が細部まで行き渡りやすいかどうかにおいては、手の凹凸を利用する方が塗りやすいのか、コットンの凹凸の無さを利用するのが塗りやすいのか、自分にとってよい方を選ぶとよいでしょう。どちらにせよ、最後に優しく手のひらで包み込みハンドプレスをすることが重要です。
朝の洗顔後につける化粧水と夜寝る前につける化粧水では、つけ方に違いはありませんが、夜は1日の汚れやストレスからお肌も疲れがちなため、朝よりも入念なケアをするようにするとよいでしょう。
化粧水の最大限の効果を発揮するためには、正しい使い方をする必要があります。正しく化粧水を使うことができているか、今一度チェックをしてみましょう。
化粧水の説明書きに適量の記載があればそれに従い、ない場合は500円玉大を目安に出すようにしましょう。量が少なすぎると十分な保湿ができず、多すぎても浸透しきれずに無駄になってしまいます。2〜3回重ね付けをして、手にお肌が吸い付くようなもっちりした感触になれば足りている証拠。乾燥していればさらに重ね付けをしましょう。
・手を石鹸で洗い清潔にする
・手のひらに化粧水を取った後、軽く体温で温める。
・両頬とおでこに化粧水をつけ、顔の中心から外顔に向かってなじませていく。
・顔の凹凸のある部位や細かい部位にも化粧水をつけ、なじませる。
・手に残っている化粧水は、フェイスラインや首筋にも。
・顔全体を優しく包み込むようにハンドプレスをする。
・手のひらに置いたコットンに、500円玉大よりやや多い量の化粧水を取る。
・コットンを中指と薬指の上に置き、その両隣の人差し指と小指の間に挟むように持つ。
・両頬とおでこに化粧水をつけ、顔の中心から外側に向かってなじませる。その際、上から下に下げないように注意する。
・顔の細部や凹凸のある部分にも、コットンを丸みを帯びるような形でフィットさせ、目元は優しくなじませる。
・コットンをお肌の上を滑らせるような感じでつけ、摩擦を最小限にする。
・最後に両手で顔を包み込み、10〜15秒ほどハンドプレスをする。
化粧水をつけるのは朝と夜の1日2回。正しいタイミングをご紹介します。
寝る前にお風呂に入って綺麗にした状態であっても、睡眠中に皮脂や汚れが顔に付着します。そのままでいるとお肌のトラブルの原因となるため、スキンケアの前にしっかりと落とす必要があります。
ぬるま湯でもほとんどの汚れは落ちますが、ぬるま湯で開かれた毛穴から皮脂が流れて乾燥していくため、洗顔後は清潔なタオルでそっと水分を拭いたら、すぐに化粧水をつけるようにしましょう。
化粧水が浸透してから10分ほど経つとお肌が整いキメも細かくなるため、このタイミングでメイクを始めるとファンデーションなどの化粧ノリがよくなり、ヨレにくくなります。
入浴後は体が温まって化粧水も浸透しやすい状態です。入浴後は肌の水分も失われているため、すぐに化粧水で保湿しましょう。ただし、入浴後に汗をかいている場合は、化粧水の潤い成分や美容成分が汗で弾かれてしまうため、しっかり拭き取ってからつけるようにしましょう。
洗顔後は、顔の皮脂が少なくなり乾燥しやすい状態になっています。直ちに肌に潤いを与えるために、30秒以内に化粧水をつけ、肌に浸透させるのが理想的です。
化粧水には保湿効果と美容効果はあってもそれを保つ効果はありません。そのため、成分の20~30%が油分である乳液をつけることによって、お肌に潤いを与えて化粧水の蒸発を防ぐことができます。美容液や乳液は、化粧水をつけた後に使うのが基本。美容液や乳液を先につけてしまうと、油分が化粧水の浸透を邪魔してしまいます。
「強く美しい肌」には、みずみずしい潤い、美しく整ったキメ、クリアな透明感、しなやかなハリという4つの条件が必要です。この4つの条件を満たすように、働きかけてくれる、おすすめの化粧水をご紹介します。
濃密な植物エキスが角質層まで浸透し、しっとりとした肌に導きます。とろみのあるドロップタイプの化粧水。上品で飽きのこないフローラルの香りです。
【主な成分】
ダマスクバラ花水(ツヤとうるおいを与える)、ヒマワリエキス(ツヤとうるおいを与える)、ビワ葉エキス(ハリを与えキメを整える)、ハマメリス水(引きしめて肌あれを防ぐ)、シラカバエキス(ハリを与えすこやかに保つ)、マグノリアオフィシナリス樹皮エキス(なめからにする)、トウキンセンカエキス(乾燥を防ぎすこやかに保つ)、オトギリソウエキス(キメを整える)
肌に潤いを与える成分、肌のキメを整える成分、ハリを与える成分、滑らかにする成分などが入った植物成分が濃密に配合されています。
【こんな方におすすめ】
・お肌のキメが気になる方
・透明感のあるみずみずしいお肌を目指す方
・日中の乾燥が気になる方
・敏感肌の方
・ニキビが気になる方
・化粧水の使用感にこだわりのある方
【つけ方】
・使用量の目安(500円硬貨大)の半分の量を手に取る。乾燥が気になる場合は量をふやす。
・手のひらと指の腹で、優しくお肌を包むように顔全体になじませる。
・残りの半量を手に取り、もう一度同じように顔全体になじませる。
・お肌が少しひんやりして、手の甲が頬にすいつく感じが潤った合図。
細かい粒子が肌全体に潤いを与え、開いた毛穴や肌を引き締めます。フレッシュな花々が香る、花のシャワーのような深い香りです。
このミストを洗面所に置いて、お風呂上がりや洗顔後にまずこのミストで保湿をしましょう。スキンケア準備や着替えをしている間をしのぐアイテムとして使えます。
【主な成分】
ダマスクバラ花水(ツヤとうるおいを与える)、マグノリアオフィシナリス樹皮エキス(なめからにする)、トウヒエキス(柔軟性を保つ)、シラカバエキス(ハリを与えすこやかに保つ)、ヒマワリエキス(ツヤとうるおいを与える)、ビワ葉エキス(ハリを与えキメを整える)、ハマメリス水(引きしめて肌あれを防ぐ)、タイムエキス(うるおいとツヤを与え整える)
【こんな方におすすめ】
・お肌のキメが気になる方
・透明感のあるみずみずしいお肌を目指す方
・日中の乾燥が気になる
・敏感肌の方
・ニキビが気になる方
・化粧水の使用感にこだわりのある方
【つけ方】
・ミストポンプを顔から20cmほど離し、目を閉じて3~4プッシュを直接肌にスプレー。
・手のひらと指の腹で、優しくお肌を包むように顔全体になじませる。
・もう一度、3~4プッシュをスプレーして、顔全体によくなじませる。
化粧水は何も考えずに使うよりも、その目的や作用を知っているとスキンケアへの理解も高まります。化粧水は洗顔後すぐにつけ、適量を使いハンドプレスをする、使用後は乳液などの油分で蓋をする、といった要点を押さえて、毎日のスキンケアに活かしていきましょう。