乾燥は肌バリア低下のサイン!機能を高める5つのポイントとは

乾燥は肌バリア低下のサイン!機能を高める5つのポイントとは

BEAUTY

Mar 01, 2021

肌バリア機能は、水分の蒸発を防いで肌のうるおいを保ち、異物の混入を防ぐ働きがあります。そのため、機能が低下するとさまざまな肌トラブルが起こることも。本記事では肌バリア機能とはどんなものか、バリア機能が低下する原因からバリア機能を高める5つのポイント、内側からも機能を回復してくれる栄養素などを紹介します。

目次

  1. 肌バリア機能の基礎知識
    1. 肌バリア機能の役割とは
    2. 肌バリアは3つのうるおい成分で保たれている
  2. 肌バリア機能が低下する原因
    1. 乾燥
    2. 紫外線
    3. 洗いすぎ
    4. ターンオーバーの乱れ
  3. 肌バリア機能を高める5つのポイント
    1. ①紫外線対策
    2. ②正しいクレンジング
    3. ③正しい洗顔
    4. ④正しい保湿
    5. ⑤肌に合った化粧品を使う
  4. 内側からも肌バリア機能を回復
    1. タンパク質で肌のターンオーバーを整える
    2. ビタミンで健やかな肌に整える
    3. 食物繊維で腸内環境を整える
  5. 肌バリアの機能を高めて健やかな肌を手に入れよう

肌バリア機能の基礎知識

ホコリや花粉などの外的刺激から肌を守り、うるおいのある肌を保つために備わっている肌バリア機能。健康的で美しい肌を保ってくれる肌バリア機能について紹介します。

肌バリア機能の役割とは

肌バリア機能には肌の乾燥を防ぐ働きと、大気中の汚染物質などの異物が侵入するのを防ぐ役割があります。

表皮の1番外側で、外界と接している角層細胞内の天然保湿因子(NMF)と、角層細胞間を埋める細胞間脂質、そして角層表面の皮脂膜で肌バリアは形成されていますが、乾燥した空気やかゆみにより肌をかいてしまうと破壊されます。

肌バリアは3つのうるおい成分で保たれている

  • 皮脂膜

    肌の表面を覆っている天然の保護膜で、皮脂の油と汗の水分が混ざりあってできています。

  • 天然保湿因子(NMF)

    角質層の中にあるアミノ酸類や乳酸、クエン酸塩などの天然保湿因子の総称です。水溶性のうるおい成分ですが、スキンケアで与えられた水分を溜めこむ働きがあります。

  • 細胞間脂質

    角層細胞の間を埋めてつなぎとめ、角層内の水分が奪われるのを防ぐ働きのある油溶性のうるおい成分です。セラミドやコレステロール、脂肪酸といった脂質の総称で、およそ半分をセラミドが占めています。

肌バリア機能が低下する原因

外的刺激から肌を守ってくれる肌バリア機能ですが、乾燥や紫外線、ターンオーバーの乱れなどから機能が低下してしまいます。肌バリア機能が低下する原因を詳しく紹介します。

乾燥

肌バリア機能が低下する大きな原因として乾燥が挙げられます。冷・暖房によって空気が乾燥すると、肌の水分も蒸発しやすくなり、肌バリア機能の低下につながります。乾燥によって肌バリア機能が低下すると外的刺激に敏感になるため、かゆみを感じやすくなるのです。

紫外線

角質層は肌の1番外側にあるので、紫外線のダメージを直接受けやすい部分です。紫外線による日焼けは、角質層の水分を蒸発させるため乾燥の原因にもなります。紫外線によって肌バリア機能が低下すると、日焼けによる色素沈着だけでなく、肌荒れやニキビなどの肌トラブルを引き起こします。

洗いすぎ

肌を清潔に保つことはスキンケアにとって大切です。しかし、ゴシゴシ洗いや過剰な洗顔は肌に必要なうるおいまで落としてしまうため、バリア機能を低下させる原因になります。また、熱いお湯での洗顔や入浴は、肌のうるおい成分を奪い、乾燥の原因にもなるため注意しましょう。

ターンオーバーの乱れ

正常な肌は、ターンオーバーによって新しい細胞と入れ替わりバリア機能を保っています。生活習慣の乱れやストレス、日焼けなどによってターンオーバーが乱れると、天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質が生成されにくくなり、水分が外に逃げやすくなったりします。その結果、肌バリア機能が低下してしまうのです。その他、必要な栄養素の不足もターンオーバーが乱れる原因に。偏った食事はしないなど、食生活の乱れにも注意しましょう。

肌バリア機能を高める5つのポイント

健康的で美しい肌をキープするためには、肌バリア機能がきちんと働く状態を保つ必要があります。肌バリア機能を高めるポイントを5つ紹介します。

①紫外線対策

曇りや雨の日でも紫外線は降り注いでいるため、日焼け止めなどによる紫外線対策は毎日欠かせません。紫外線対策としては、朝のスキンケアの後に日焼け止めを塗ることをおすすめします。肌への刺激が少ないタイプや、やわらかいテクスチャーでむらなく塗れるもの、石けんで簡単に落とせるものは肌にやさしいのでおすすめです。

②正しいクレンジング

クレンジングの成分やメイクを落とす時の摩擦でも、肌バリア機能を低下させてしまいます。クレンジング剤は肌への負担が少なく、メイク汚れをしっかり落としながらうるおいを保ってくれる、クリームタイプやジェルタイプがおすすめです。

クレンジング剤を使う前に、アイメイクや口紅などはポイントメイク専用のリムーバーで落としておきましょう。その後、適量のクレンジング剤をメイクとなじませ、ぬるま湯ですすいでください。

③正しい洗顔

洗浄力の強い洗顔料の使用や力を入れた洗顔方法では、肌に必要なうるおいも落としてしまいます。バリア機能の低下を防ぐため、洗顔料はしっかり泡立てて、きめの細かい泡をたっぷり使ってやさしく洗いましょう。洗顔料が肌に残らないように、髪の生え際までしっかりすすぐのがポイントです。

④正しい保湿

洗顔や入浴後の肌は、水分が蒸発しやすくなっています。肌のバリア機能を高めるためにも、スキンケアでしっかり保湿することが大切です。清潔な手に適量の化粧水をとり、両手でやさしく包み込むようにしっかりと肌になじませます。化粧水で補充した水分を閉じこめるように、乳液やクリームなどの油分でフタをして、水分が蒸発するのを防ぎましょう。

⑤肌に合った化粧品を使う

肌のバリア機能が低下している時は、外部からの刺激に敏感になっているため、肌に合わない化粧品を使うとかゆみや肌荒れを起こすことがあります。敏感肌の人は「敏感肌用」などの表示がされているものや、低刺激でうるおい成分がたっぷり配合されているタイプを選びましょう。購入する時は、トライアルセットやサンプル、テスターなどで自分の肌に合うのか試してみるのもおすすめです。

内側からも肌バリア機能を回復

肌バリア機能を回復するためには、毎日の食事で肌を元気にしてくれる栄養素を摂ることも大切です。健やかな肌へ整えてくれる栄養素を紹介します。

タンパク質で肌のターンオーバーを整える

タンパク質は肌細胞の原料となる栄養素で、肌のターンオーバーを整えるのに大切な成分です。そのため、タンパク質が不足するとターンオーバーが正常に機能しません。また、肌バリア機能に欠かせない天然保湿因子(NMF)もタンパク質でできています。魚や肉などのタンパク質は毎日の食事からしっかり摂るようにしましょう。

ビタミンで健やかな肌に整える

ビタミン類には、健やかな肌に整えてくれる栄養素が豊富に含まれています。ビタミン類は体内に留めておくことができないため、毎日続けて摂るようにしましょう。色の濃い緑黄色野菜は、抗酸化作用がある栄養素も含まれています。

<ビタミンA>
・肌の粘膜にうるおいを与え、ターンオーバーを整える。
・含まれる食材:ニンジン、カボチャ、小松菜、鮭、ほうれん草など

<ビタミンC>
・コラーゲンの生成や活性酸素を除去する。体内では作られないため、積極的に摂りたい栄養素。
・含まれる食材:柑橘類、イチゴ、キウイ、ブロッコリーなど

<ビタミンE>
・血液の流れを良くして肌のターンオーバーを整える。油を一緒に摂ることで吸収率が高まる。
・含まれる食材:いくら、ナッツ類など

食物繊維で腸内環境を整える

摂取した栄養素は腸内で吸収され、血液によって全身の細胞へと運ばれます。便秘などで腸内環境が悪くなっていると、せっかく摂った栄養素が全身に運ばれません。さらに、腸内に老廃物が長く溜まってしまうと、有害物質やガスが発生して、肌荒れやニキビなど肌トラブルを引き起こす原因となります。

毎日の食事に根菜やきのこ類、海藻類など食物繊維が多く含まれる食材を取り入れて腸内環境を整えましょう。キムチやヨーグルト、納豆などの発酵食品もおすすめです。

肌バリアの機能を高めて健やかな肌を手に入れよう

肌バリア機能は水分の蒸発を防ぐだけでなく、異物の混入を防ぐ働きもあるため、健康的で美しい肌を保つためには欠かせません。毎日のスキンケアで外側から、必要な栄養素を摂ることで内側から、肌バリア機能を高めることが大切です。スキンケアや食生活を見直して、健やかな肌を手に入れましょう。