アルガンオイルは髪にも使える優れもの。効果やヘアケアとしての使い方を紹介

アルガンオイルは髪にも使える優れもの。効果やヘアケアとしての使い方を紹介

BEAUTY

Apr 02, 2021

高い保湿力のあるアルガンオイルは、美肌へ導いてくれる奇跡のオイルとして人気のアイテムです。実は肌だけではなく、髪や頭皮ケアにもさまざまな効果があります。この記事では、アルガンオイルの髪への効果やヘアケア方法、注意点を詳しく紹介します。毎日のケアに取り入れてサラツヤ髪を手に入れましょう。

目次

  1. 髪のケアもできるアルガンオイルとは
    1. アルガンオイルの特徴
    2. 多く含まれている成分
    3. 効果・効能
  2. アルガンオイルの髪への効果
    1. 髪や頭皮の保湿
    2. アンチエイジング
    3. ハリやコシを与える
    4. 抜け毛・薄毛対策
  3. アルガンオイルを使った髪のケアと注意点
    1. スタイリング
    2. 頭皮マッサージ
    3. トリートメント
    4. 使う時の注意点
  4. アルガンオイルでうるおいのある髪を手に入れよう

髪のケアもできるアルガンオイルとは

スキンケアだけではなく、ヘアケアもできる万能なアルガンオイル。どんなオイルなのか、アルガンオイルの特徴や成分、効果・効能から紹介します。

アルガンオイルの特徴

アルガンオイルは、モロッコの南西部だけに生息する、アルガンツリーという木の実から摂れる植物性オイルです。30キロの果実から採取できるのは、わずか1リットル。希少性の高いアルガンオイルには、高濃度のリノール酸、オレイン酸、ビタミンEが含まれています。

食用としてはもちろん、保湿やアンチエイジングに効果があるので、スキンケア用品にも用いられています。アルガンオイルは人の皮脂成分と近いため、浸透力が高く全身のトータルケアができるのも魅力です。

多く含まれている成分

アルガンオイルにはビタミンEとオレイン酸が多く含まれています。それぞれの働きを紹介していきます。

<ビタミンE>
アルガンオイルには、オリーブオイルの2~4倍のビタミンEが含まれています。ビタミンEの働きは、血行促進、ホルモンバランスの調整、抗酸化作用、血管の老化を防いで過酸化脂質の増加を防ぐなど。ビタミンEを摂取すると、血液の流れが良くなると言われています。体のすみずみまで酸素と栄養が届けられるため、血行不良による疲れや肩こりの緩和、手足の冷えの改善に期待ができます。

<オレイン酸>
アルガンオイルに豊富に含まれるオレイン酸は抗酸化作用が強く、日焼けなどのダメージを軽減して、肌のターンオーバーを整えるとされています。肌に使用すると、水分と油分のバランスを整えて乾燥から守ってくれます。

効果・効能

若返りオイルとも呼ばれるアルガンオイルは、乾燥を防ぐだけでなく、酸化に負けない肌を作る効果に期待ができます。ベタつかず、刺激も少ないため、さまざまな肌質の人が使えるオイルです。

アルガンオイルの髪への効果

アルガンオイルに含まれる豊富な栄養素は、髪や頭皮の保湿や抜け毛・薄毛対策などにも効果があります。アルガンオイルの髪への効果を詳しく紹介します。

髪や頭皮の保湿

髪が乾燥するとパサついて広がり、まとまりがなくなる原因に。また、紫外線やドライヤーの熱、摩擦などでダメージも受けやすくなります。さらに頭皮の乾燥は、健康な髪が生えにくくなるなどの頭皮トラブルを招く原因の1つです。

セルフケアで保湿をしても、髪や頭皮が水分を保持できなければ、水分は蒸発してしまうため効果がありません。アルガンオイルには髪と頭皮を保湿するだけでなく、水分を閉じ込めて蓄えてくれる働きがあります。

アンチエイジング

肌と同じように髪も老化していきます。老化の原因は、髪の組織が錆びる酸化です。アルガンオイルには、酸化を防いでくれるオレイン酸が豊富に含まれているため、髪のアンチエイジングにも効果があるのです。

また、アルガンオイルには血行を促進してくれるビタミンEも多く含まれているので、頭皮の環境を整えてうるおいのある髪を保てるでしょう。

ハリやコシを与える

紫外線などの外的刺激や、パーマやカラーを繰り返すことで髪にダメージを与え続けると、ハリやコシが失われていきます。アルガンオイルにはビタミンEを始めとする美容成分が豊富に含まれているため、ヘアケアに使用することで髪にハリやコシを取り戻せるでしょう。

抜け毛・薄毛対策

抜け毛・薄毛の原因の1つとして、毛穴に詰まった汚れが挙げられます。毛穴に皮脂やホコリなどの汚れが詰まっていると、髪の根元が押しつぶされてしまい、ハリやコシのない細毛が生えてきます。アルガンオイルは毛穴クレンジングとしても使えるため、シャンプー前に毛穴をクリアにすると抜け毛・薄毛の予防に効果的です。

アルガンオイルを使った髪のケアと注意点

髪に良いアルガンオイルを効果的に使ったケア方法を紹介します。きれいな髪を育て、健康な頭皮を保つためにアルガンオイルでケアしましょう。

スタイリング

パーマやカラーを繰り返した髪にはダメージが蓄積されているため、切れ毛や枝毛、パサつきが目立つようになります。また、ダメージを受けた髪や頭皮はデリケートになっているので、ヘアケア製品がさらにダメージを与えている可能性もあるでしょう。

アルガンオイルをスタイリング剤として使うと、ダメージを受けた髪や頭皮にもやさしく、うるおいやツヤを与えてくれます。根元からつけてしまうとボリュームがなくなってしまうため、毛先だけにつけるよう意識してください。少量を手に取り、少しずつなじませるようにつけるのがポイントです。

頭皮マッサージ

アルガンオイルを使って頭皮マッサージをすることで、血行を良くして健康な髪を育てる環境に整えられるでしょう。

まずは、シャンプーの前に髪と地肌を濡らし、適量のアルガンオイルを頭皮全体になじませます。爪を立てないように、指の腹で円を描くようにマッサージしましょう。毛穴に詰まった汚れを浮かび上がらせて、落ちやすくしてくれますよ。

マッサージが終ったら一度お湯で洗い流し、シャンプーとコンディショナーでケアをして完了です。頭皮マッサージは血行促進だけでなく、抜け毛や薄毛予防にも効果があります。

トリートメント

アルガンオイルは、トリートメントとして使うと傷んだ髪に栄養とうるおいをたっぷり届けてくれます。洗い流しても、流さなくても使えるためお好きな方法でケアしましょう。

<洗い流す場合>
乾いた髪全体にオイルをなじませて、30分ほど時間を置いてからシャンプーで洗い流します。特にダメージが気になる部分には多めにつけましょう。シャワーキャップなどを使って頭皮を温めながら時間を置くと、より栄養が浸透しやすくなりますよ。

<洗い流さない場合>
入浴後のタオルドライした髪に、アルガンオイルを適量なじませてからドライヤーで乾かすと、栄養補給ができるだけでなく、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。

使う時の注意点

さまざまな効果のあるアルガンオイルですが、使い方を間違ってしまうとせっかくの効果も半減してしまいます。正しい使い方でしっかりと髪に栄養を届けましょう。

髪に効果があるからといっても、つけすぎるとボリュームがなくなってしまいます。アルガンオイルは伸びが良いので少量でも髪全体をカバーできます。べたつきにくいオイルなので、髪がべたつく時はつけすぎのサインです。

また、保管場所によってはアルガンオイルが白く固まってしまうことも。その場合は、温めてから使うとしっかり髪になじませることができます。

アルガンオイルでうるおいのある髪を手に入れよう

高い保湿性と豊富な美容成分を持つアルガンオイルは、スキンケアだけでなくヘアケアにおいても人気のアイテムです。髪や頭皮の乾燥を防ぎ、栄養を与えて、健やかでうるおいのある髪を育ててくれます。スタイリングやマッサージ、トリートメントなど、アルガンオイルを毎日のセルフケアに取り入れて、うるおいのあるツヤ髪を手に入れましょう。