【皮膚科医が教える】乾燥肌におすすめのクレンジングの選び方。落とすだけでなく“うるおい”にも注目

【皮膚科医が教える】乾燥肌におすすめのクレンジングの選び方。落とすだけでなく“うるおい”にも注目

BEAUTY

Nov 26, 2021

乾燥肌の悩みは年間を通して、とても多い肌トラブルの一つ。乾燥肌対策と言えば、洗顔後の保湿ケアと思う方が多いと思いますが、実はその前のクレンジングも大事な改善方法の一つ。スキンケアの基本であるクレンジング方法を間違ってしまうと、いくらその後に素晴らしい化粧品を使って保湿ケアをしたとしても、無駄になる可能性が…。 そこで今回は、皮膚科医の原みずき先生に、乾燥肌さん向けのクレンジング剤の選び方、正しいクレンジング方法を教えていただきました。今まさに乾燥肌に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

  1. 乾燥肌とは?
    1. そもそも乾燥肌とはどんな状態?
    2. 肌の乾燥を引き起こす原因は何?
  2. 乾燥肌におすすめのクレンジングとは?
    1. おすすめのクレンジング剤の種類
    2. 乾燥肌を予防、改善する正しいクレンジングの方法
    3. クレンジング剤の選び方で、肌状態が変わる

PROFILE

原みずき/MIZUKI HARA

皮膚科専門医。自身が小児期にアトピーであったことから皮膚科医に。現在は、女性の皮膚科専門医としてアトピーなどの日常的な疾患から、シミなどの美容皮膚科まで幅広く診療している。

原みずき/MIZUKI HARA

乾燥肌とは?

そもそも乾燥肌とはどんな状態?

乾燥肌とは、皮脂欠乏症・ドライスキンとも呼ばれ、肌の水分や皮脂が不足して角質がはがれて、皮膚のバリア機能が損なわれている状態のこと。本人の感覚としては、皮膚がカサカサする、肌がつっぱる感じがする、白い粉がふく、ひび割れなどの症状があり、悪化するとかゆみや痛みが生じることも。

また、Tゾーンはテカテカして脂っぽさが気になるのに、頬は乾燥している混合肌の場合、オイリーな部分は、水分が足りずに皮脂を過剰分泌していることも多いため、乾燥肌向けのお手入れ方法に合わせるのがおすすめです。

肌の乾燥を引き起こす原因は何?

①間違ったスキンケア

肌を美しく保つためのスキンケアですが、実は方法を間違えると乾燥肌を引き起こす原因に。特に注意したいのは、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうことになる、洗浄力が強いクレンジングや洗顔料の使用。さらに洗顔をするときに強くこすったり、洗顔後にゴシゴシ水分をふき取ったりする摩擦も、肌にダメージを与えて肌を乾燥させてしまいます。

②紫外線や乾燥した空気

紫外線や空気の乾燥などの外的要因も乾燥肌の原因になります。皮膚には、定期的に生まれ変わる「ターンオーバー」という仕組みが備わっているのですが、紫外線を浴びることによってそのサイクルが短くなり、細胞が未熟なまま育ってしまいます。そのままだと、細胞の中でうるおいを保つ成分も少なくなり、細胞自体の乾燥へとつながってしまうため、日やけ止め、ベースメイクは紫外線防止効果のあるものにするなど、常に日焼け対策をすることが大切になります。
また、空気が乾燥していると肌の水分が蒸発して乾燥を引き起こしてしまいますので、室内では加湿器などを使い、適切な湿度をキープしておくのが◎。とくに冬場は、エアコンなどで部屋の湿度が低くなりがちですので注意を。

③加齢

皮膚の水分は、皮脂・セラミドなどの細胞間脂質、尿素などの天然保湿因子によって保たれていますが、年齢を重ねるとともにこれらの分泌が低下してしまうんです。特に女性は20歳をピークに肌の水分量が減り続けるため、加齢とともに乾燥しやすい肌状態になってしまうのです。

乾燥肌におすすめのクレンジングとは?

おすすめのクレンジング剤の種類

クレンジングアイテムには、シート・オイル・ジェル・クリームなど、いろいろな種類があります。そして、タイプによって洗浄力の強さや、肌への負担の大きさが異なりますので、まずは選び方に注意。一般的に、シートタイプやオイルタイプは洗浄力が強く、肌への負担も大きいので乾燥肌さんにはあまりおすすめできません。

【避けたい種類】
シートタイプ
アルコールの配合量も多く、乾燥肌の人は刺激を感じる場合も。さらに拭き取るときに、強くお肌をこすることになり、肌摩擦も生じやすいため、乾燥肌の人は使用を避けた方がよいタイプ。

オイルタイプ
メイクが素早く落ちるので、使っている人も多いと思いますが、洗浄力が強いクレンジング剤ほど、油分を落とす合成界面活性剤の配合量が多く、お肌へのダメージも大きくなります。粘性も少なく、肌の摩擦も生じやすいので注意。

【おすすめの種類】
ミルクタイプ・クリームタイプ
ミルクやクリームのタイプは、クレンジング剤の中でも合成界面活性剤の配合量が比較的少なく、乾燥肌・敏感肌などでも安心して使用できます。ミルクの方が、クリームタイプよりも油分が少なくすすぎやすいので、一番のおすすめアイテム。適度な油分を含んでいるため、肌摩擦も起きにくくお肌への負担も少ないのもうれしいポイント。

乾燥肌を予防、改善する正しいクレンジングの方法

肌に優しいクレンジング剤選びがわかったら、次はクレンジング方法をご紹介。まず基本として、クレンジングの際に一番心掛けたいことは、皮脂を落としすぎず、やさしく洗うこと。以下にポイントをまとめましたので、日々のクレンジングの参考にしてください。

①事前準備
アイメイクなどしっかりめなメイクの場合は、クレンジング前にポイントメイクリムーバーなどを使って、やさしく拭き取るように落としておく。

②クレンジング剤の使用
顔全体のメイクを落とすときは、摩擦を極力減らすのが大事なので、ゴシゴシこすらないこと。クレンジング剤はメイクとなじませるように優しく伸ばしていきます。

③洗顔
洗顔の際もこすり洗いはNG。摩擦で肌を傷つけてしまい、ますます乾燥肌をひどくしてしまいます。洗顔料をよく泡立てて、指の腹で優しく全体に行き渡らせながら洗うことを心がけてください。

④洗顔の際の水温
すすぎの際、高い温度のお湯を使うとお肌に必要な皮脂まで落ちて乾燥してしまうので、必ず30℃~35℃くらいのぬるま湯で洗い流して。

⑤タオルドライ
洗顔後はすぐにタオルで押さえるように拭き取ります。ゴシゴシこすると肌を傷つけるため注意を。

⑥保湿ケア
洗顔後の肌は、とても乾燥しやすくなっていますので、すぐに保湿を。化粧水、乳液、クリームなどでしっかりとケアをしましょう。

クレンジング剤の選び方で、肌状態が変わる

スキンケアの中でも肌への負担が大きいクレンジング剤は、選び方一つで、肌の負担を軽減することができます。乾燥肌で悩んでいる方は、しっかりと成分を確認しうるおい効果のあるものを選んで。

さまざまなタイプのクレンジング剤の中でも乾燥肌や敏感肌の方は、肌を摩擦せずに洗えるミルクタイプがおすすめ。しっかりとメイクをした時は部分的なリムーバーを併用されるのも良いでしょう。

【メゾンレクシアのクレンジングミルクに含まれる、乾燥肌にうれしい成分】

スクワラン:肌の皮脂に含まれる成分に水素を添加して酸化しにくくした保湿成分。外の刺激から肌を守ったり、水分や油分が逃げていくのを防いでくれる効果あり。人間の皮膚に含まれる脂分に近いため肌への吸収もスムーズ。 ※角層まで

ニンジン根エキス:ビタミンAやビタミンEなどの栄養素を含み、肌にうるおいを与えるのはもちろん、乾燥による小じわにもアプローチ。肌荒れを防ぎ、なめらかにととのえる。

ヒマワリ種子油、オリーブ油:植物のエモリエント効果で肌を柔らかくととのえ、うるおいをキープ。

クロフサスグリ葉エキス:ビタミンやミネラル、Y-リノレン酸など栄養価の高い成分を多く含むクロフサスグリのエキス。乾燥肌にうるおいを与え、柔らかく保つ。