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監修者：日本化粧品検定1級•コスメコンシェルジュ 中村（曲尾）光世
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化粧水には使用期限の目安があり、その期限は開封前と後で異なります。期限が切れた化粧水ではスキンケアの効果を発揮できず、むしろ逆効果となる場合もあるので注意が必要です。この記事では、化粧水の開封前後の使用期限や保管方法とともに、期限切れの化粧水の活用方法や、おすすめの化粧水を紹介します。
目次
監修者：日本化粧品検定1級•コスメコンシェルジュ 中村（曲尾）光世
化粧水の中には使用期限が記載されていないものも多くありますが、永久に使用できるわけではありません。まずは、化粧水やその他スキンケアアイテムの開封前後の使用期限、期限切れの化粧水を使用した際のトラブルについて紹介します。
化粧水には使用期限があり、開封前や開封後、保管方法によってその期限は異なります。使用期限が記載されておらず、適切に保管された未開封の化粧水であれば、製造からおよそ3年が使用期限とされています。なお、使用期限は購入日からではなく、製造日から数えた期間のことです。
また、開封後の化粧水は空気に触れることで雑菌などが発生する場合があります。そのため、多くの化粧水には防腐剤が使用されています。空気に触れやすい形状のものほど使用期限は短くなるため、できるだけ早めに使い切るのがおすすめです。開封後は3ヵ月～6ヵ月を目安に使い切るのが望ましいでしょう。
使用期限のあるものには日付が記載されているのが一般的ですが、化粧水の中には使用期限が記載されていないものがあります。これは医薬品医療機器等法で「製造や輸入後3年を超えても品質が安定しているものは、使用期限の表示を行わなくても良い」というルールがあるためです。化粧水の中には適切な条件下で3年を超えても品質を保てるものもあるため、そのような化粧水には製造年月日や使用期限が記載されていません。
化粧水以外にも、美容液や乳液、クリームなど多くのスキンケアアイテムがありますが、基本的に使用期限は化粧水と同じく未開封なら3年とされています。開封後は、化粧水同様に3ヵ月～6ヵ月を目安になるべく早く使い切ります。
また、携帯に便利な試供品は旅行用などにとっておく人もいますが、パッケージが簡素化されているため、市販されているものよりも使用期限は短いと考えるのが妥当です。長くても1年以内を目安に使用しましょう。パウチの場合は保存ができないので、開封後すぐに使い切るようにしてくださいね。
化粧水の使用期限は意外と短いため、使い切れずに残ってしまう場合もあります。使用期限を過ぎた化粧水は劣化が進んでいるため、使用しても効果が実感できません。
それだけでなく、肌荒れなどのトラブルの原因となったり、肌を老化させたりする恐れもあるので注意が必要です。使い切れずにもったいないと感じる人は、小さいサイズを選ぶなど工夫をしましょう。
化粧水をできるだけ長く使用するためには、保管の仕方が大切です。いつ購入したのか、いつから使用しているのか、しっかり把握しておきましょう。ここでは、化粧水の正しい保管方法を紹介します。
製造年月日や使用期限が記載されていない化粧水を購入した場合は、瓶のラベルなどに購入日を記載しておくのがおすすめです。買い置きをした時も、古いものから順に使うことができます。また、開封日も記載しておくと、いつまでに使い切るか判断がしやすくなりますよ。
化粧水の保管には、直射日光の当たらない涼しい場所が適しています。化粧水に長時間直射日光が当たると、配合されている成分が変化する恐れがあるためです。
また、高温多湿の場所は雑菌が繁殖しやすいため、化粧水が早く傷む可能性が高まります。お風呂場に隣接した洗面所など、湿気が多くカビや雑菌の繁殖がしやすい場所は避けて保管してください。
化粧水を出す時に、瓶の突出口が直接手に触れてしまうと雑菌が繁殖する原因になります。化粧水を使う時は手をきれいに洗い、突出口が直接手に触れないようにしてください。
また、使用後はしっかりとフタを閉めて保管しましょう。フタを閉めずにそのまま放置したり、きちんとフタが閉まっていなかったりすると化粧水の劣化が早まります。
実際にいつ購入したのか、いつ開封したのかを忘れてしまった化粧水もあるかもしれません。そんな時は何を目安に判断すれば良いのか、違和感を覚えた時の対処法を紹介します。
購入時期や開封時期が分からない化粧水は、使用する前に異常がないか確認してみましょう。これまでと違うニオイや悪臭、変色、濁り、分離などがある場合は使用を控えます。
また、見た目やニオイに変化がない場合でも、化粧水を手に出した時にざらっとした感触や油っぽいなど、テクスチャーが変化している場合も使用を避けてください。
少しでも変だなと感じた場合は、使用するのをやめて新しいものを使いましょう。化粧品にはさまざまな成分が含まれているため、期限切れで使い続けるのは肌にとって危険です。見た目やニオイ、肌触りでは判断がつかない場合でも、変だなと感じる場合は使わないようにしてください。
気になるアイテムを見つけたり、試供品を使ってみたりと、使い切れずに残ってしまった使用期限切れのスキンケアアイテム。「捨てるのはもったいないけれど、使うのはちょっと…」と考えてしまいますよね。ここからは、使用期限の過ぎた化粧水やその他のスキンケアアイテムの活用法を紹介します。
アルコール成分が入った化粧水なら、掃除アイテムとして活用できます。化粧品でアルコールと言われているのは「エチルアルコール」のことで、成分表示では「エタノール※」と記載されています。
化粧水に含まれているアルコールが、皮脂などを溶かして手あか汚れを落としやすくしてくれるため、ドアノブや照明スイッチ、リモコンなど、手を触れやすい場所の掃除におすすめです。アルコールなので、拭いた後もべたつきません。ただし、木のテーブルは色落ちすることもあるため使用しない方が良いでしょう。
※薬用化粧品などでは「無水エタノール」と記載されている場合もあります。
洗面所やお風呂場などの鏡掃除でも、化粧水は大活躍。化粧水をコットンに含ませて鏡を拭くと、アルコール成分が汚れを落としてくれます。さらに、くもり止め効果もあるので、ガラスのくもりが気になる時はぜひ試してください。
乳液には水分と油分が含まれているため、フローリングのツヤ出しとしても活用できます。硬く搾った雑巾に乳液をつけて拭くだけで、水拭きとツヤ出しの効果でピカピカに。床用ワックスよりも手軽にできて、乳液のため肌にやさしいのも嬉しいポイントです。
ただし、フローリングの材質によってはシミや跡がつく場合もあるため、目立たない場所で少量試してから塗るようにしてくださいね。
自社ファームで栽培した植物から抽出したエキスを使用している、メゾンレクシアのスキンケアアイテム。厳選された濃密な植物成分が、肌本来の美しさを引き出します。ここでは、メゾンレクシアおすすめの化粧水を紹介します。
ダマスクローズを始めとする、保湿効果のある植物成分をたっぷりと配合。とろみのあるテクスチャーが角層をうるおいで満たし、しっとりとしたやわらかな肌へと整えてくれます。上品で華やかなフローラルの香りに包まれながら、贅沢な気分でスキンケアタイムを過ごせます。
粒子の細かいミストが肌全体を包み込むようにうるおいを与え、肌のキメを整えながら、キュッと引きしめてくれます。選び抜かれたダマスクローズなどのエッセンシャルオイルを贅沢に配合したミストの香りが、気分をリフレッシュしてくれます。
「アルケミー プライマリー ローション」は、植物由来の酵母発酵エキス*を多く配合した化粧水です。高い保湿力と浸透性※で、肌をみずみずしく満たし、使うたびにうるおいを抱え込む力を高めてくれます。ローズとゼラニウムを基調とした、華やかなフローラルの香りも魅力です。
*整肌保湿成分 ※角層まで
化粧水の効果を実感するためには、使用期限を守って使うことが重要です。もったいないからと使用期限の過ぎた化粧水を使ってしまうと、効果を感じられないだけでなく、肌トラブルの原因になるので要注意。化粧水は使用期限を守りつつ、毎日のスキンケアに使用してくださいね。
WEBメディアプロデューサー、編集者•美容ライター。元国内大手化粧品メーカー宣伝部員。過酷なサッカー少年ママライフを支える時短スキンケアとエイジングケアが得意分野。