美容液の力を引き出すために、知っておきたい「種類」と「順番」

美容液の力を引き出すために、知っておきたい「種類」と「順番」

BEAUTY

Mar 17, 2020

スキンケアアイテムの新ジャンルとして「美容液」が登場した当初、それはあくまでも基本のスキンケアにプラスして使う特別なアイテムという位置づけでした。しかし、今ではスキンケアのルーティンとして日々使用されている方も多いのではないでしょうか。その一方で、種類が多様となったことにより「美容液迷子」になってしまっている人も。美容液の種類にはどういったものがあるのか、使用する際の順番について、ここで再確認してみましょう。

目次

  1. 目的で分かれる美容液の種類
    1. 保湿美容液
    2. リフトアップ美容液
    3. 美白美容液
    4. 目元用美容液
    5. 角質ケア美容液
  2. 使用感で分かれる美容液の種類
    1. ミルクタイプ美容液
    2. ローションタイプ美容液
    3. オイル美容液
    4. ジェルタイプ美容液
  3. 美容液を使う順番の基本と応用
    1. 「さっぱり→しっとり・こってり」が基本
    2. タイミングを選ばないことも多いオイル美容液
    3. ここぞのときには美容液を重ねて
    4. 肌表面を整えてから奥まで届ける
  4. 「オラクル」「アルケミー」の美容液を使う順番
    1. 化粧水の後、クリームの前
    2. テクスチャーの違いにも着目
  5. 美容液の順番を意識して、確かな手応え

目的で分かれる美容液の種類

世の中にはさまざまな美容液がありますが、どの美容液も特定の肌悩みにアプローチするアイテムであることに変わりはありません。

具体的にどういった肌悩み・目的別の美容液があるのかをみていきましょう。

保湿美容液

お肌に潤いを与えて、みずみずしくふっくらとした感触や透明感を肌にもたらすことを目的としているのが保湿美容液です。乾燥による小ジワやくすみといった悩みにアプローチするほか、健康的なお肌の大前提である潤いに特化しているため、肌コンディションの全般的な底上げを目指すことにもつながります。

リフトアップ美容液

お肌のたるみに働きかけてハリをもたらすことを目的としているのがリフトアップ美容液です。特に成熟世代の毛穴の目立ちはたるみが原因となっているケースが多いため、エイジングケアとしてのたるみ毛穴対策を謳った製品も多く見られます。

美白美容液

日焼けによるシミ・そばかすを目立たなくさせることを目的としているのが美白美容液です。アプローチ方法は、メラニン色素の生成過程への働きかけ、お肌のターンオーバーの円滑化などがあります。

目元用美容液

目元のたるみやシワ、クマなどを目立たなくさせることを目的としているのが目元用美容液です。目の周りの皮膚にハリを与える、ふっくらとさせる、血行・循環をよくするなどアプローチ方法は複数ありますが、顔の中でもとりわけ薄くデリケートな目の周囲の皮膚への使用を前提としたつくりが特徴です。

角質ケア美容液

肌表面のごわつきの解消を目的としているのが角質ケア美容液です。肌表面の角質の状態を良好にすることにより、お肌のみずみずしさや透明感へのつながりが期待されます。

使用感で分かれる美容液の種類

塗り心地もさまざまな美容液ですが、その使用感の違いは形状タイプによるところが大きいといえます。主なタイプ別で美容液の種類を見ていきましょう。

ミルクタイプ美容液

乳液状の美容液です。
美容液としては主流のタイプといえるでしょう。ひと口に乳液状といっても、サラッとしたものから比較的こってりとした感触のものまであります。

ローションタイプ美容液

液状の美容液です。
液状とはいえこっくりと濃厚な感触の製品も見られますが、全体としては比較的サッと浸透する軽めの使い心地のものが多い傾向。とはいえ、一般的な化粧水よりはとろみのある感触が大半です。

オイル美容液

オイル状の美容液です。一般的に伸びが非常によいので、推奨使用量は数滴ほどと僅かな場合が多いことも特徴です。

ジェルタイプ美容液

ジェル状の美容液です。ベタつく感触が苦手な人でも使いやすいさっぱりした使い心地の場合が多く、適量を取って肌に塗り広げやすい形状面でのメリットもあります。

美容液を使う順番の基本と応用

美容液を含むスキンケアアイテムにはメーカーが推奨している使用順がありますが、ライン使いをしていない場合には美容液の使用タイミングに迷うことも。
美容液を使う順番は何をもとに決まってくるのでしょうか。また、複数の美容液を重ね使いしたい場合にはどうすればよいのでしょうか。

「さっぱり→しっとり・こってり」が基本

肌馴染みの点から、さっぱりとした感触のものほど先に、こってりとした感触のものほど後に持ってくるのが基本的な考え方です。そのため、たとえば化粧水の後、乳液(クリーム)前の使用が多いです。
逆の順番(しっとり→さっぱり)にした場合、先に肌につけたアイテムの油分が後からつけるものの浸透を邪魔してしまい、せっかくの美容液の力が十分に発揮されなくなってしまう可能性も。

タイミングを選ばないことも多いオイル美容液

例外ともいえるのがオイル美容液です。
マルチユースを謳うオイル美容液(多くの場合サラッとした感触のオイル)に関しては、ブースターとしてお手入れの最初に使ってもよし、クリームのようにお手入れの最後のほうに使ってもよしとされています。
また、贅沢にたっぷりと使ってマッサージオイルとして、あるいはパック的な用途にもと多様な使い方ができる商品が多いのもオイル美容液ならではといえるでしょう。

ここぞのときには美容液を重ねて

年齢を重ねるほどに気になる悩みはどうしても増えていくもの。特別なイベントを控えているときなど、スペシャルケアでお肌を輝かせたいときもあるはず。そんなときは、複数の美容液を重ねて使うのもひとつの方法です。ただし、お肌への浸透などを総合的に考えると2種類までが妥当といえるでしょう。

ポイントとしては「保湿美容液+目元美容液」「美白美容液+リフトアップ美容液」などといったように、異なる目的に特化した美容液を組み合わせます。

また、美容液は医薬品ではないため、同時使いが肌ダメージにつながるのではないかと心配する必要は基本的にありません。しかし、重ね使いで万が一使い心地の悪さを感じるようであれば、製品の感触の相性があまりよくないことが考えられるため、その組み合わせは避けるようにしましょう。

肌表面を整えてから奥まで届ける

肌表面に働きかける系統の美容液(角質ケア美容液など)を別の美容液と重ね使いする場合は、そうした美容液を先に、その次に角質の奥のほうまで届けたい美容液(保湿美容液など)を使うようにします。
不要な角質を除去するなど肌表面を整え、スキンケアアイテムが浸透しやすい状態にした上で、しっかりとお肌に届けたい美容液を使うほうが効率的と考えられるためです。

「オラクル」「アルケミー」の美容液を使う順番

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具体的な製品を例にとって美容液を使う順番を考えます。
植物由来成分をベースとし、さまざまな影響による揺らぎに負けないすこやかな肌に導くというコンセプトは共通していながら、感触の異なる「オラクル」と「アルケミー」という2つのブランドの美容液を取り上げます。

化粧水の後、クリームの前

配合された植物エキスやオイルの濃厚さを感じさせるようなしっとり感のオラクル、ウォーターベースでみずみずしいテクスチャーが特長のアルケミーと感触は異なりますが、どちらのシリーズの美容液も、化粧水の後、クリームの前に使うことが推奨されています。

オラクル「パワー モイスチャー」(美容液)

シラカバエキスやホホバ種子油などをはじめとした植物成分がふんだんに配合され、肌をしっとりと柔らかに。濃厚なのにべたつかない、豊かなハリをもたらす濃密美容液です。

アルケミー「ディープ セラム」(美容液)

さらりと軽い感触なのにしっかりと潤う、複数配合された保湿成分の相乗効果を狙える美容液。角層にすばやく浸透してみずみずしい肌へと導きます。

テクスチャーの違いにも着目

オラクルの濃厚さ、アルケミーの肌なじみのよいまろやかさとそれぞれの美容液の感触は異なりますが、前項でご紹介した順番での使用がおすすめです。なぜなら、これはアイテムごとのテクスチャーの違いに着目した順番(軽→重)であるため。

テクスチャーの違いは、配合成分とその比率に由来します。
オラクルの美容液にはこっくりとした濃密感がありますが、同ラインのクリームにはより多くの油分が配合されさらに濃厚なテクスチャーとなっているため「美容液→クリーム」の順番。
一方、アルケミーのクリームはみずみずしい使い心地ですが、同ラインの美容液のほうが水分量が高く、結果としてより軽やかなテクスチャーなため、こちらもやはり「美容液→クリーム」の順番となります。

美容液の順番を意識して、確かな手応え

メーカー推奨として商品特有の使用順番があればそれに従うのが原則ですが、美容液を含むスキンケアアイテムを使う順番の基本は「さっぱり→しっとり(軽いもの→重いもの)」です。

同じ美容液を使うなら、ただ使うのではなく、何らかの成果を期待しつつ丁寧にお肌になじませたいもの。理に適った使い方で美容液の力を最大限引き出し、毎日のスキンケアタイムを満ち足りた時間にしたいですね。