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ホワイトフローラルとは、スズランやジャスミンなどの白い花の香りです。清楚で上品な印象を与えられるので、大人の女性にぴったり。本記事ではホワイトフローラルの代表的な花の種類やイメージ、人気アイテムの他、余ってしまったホワイトフローラルのフレグランスを活用する方法も紹介します。
目次
フレグランスを始め、コスメや柔軟剤などさまざまなアイテムに使われるホワイトフローラルの香り。まずは、ホワイトフローラルとはどんな香りなのかを詳しく紹介します。
ホワイトフローラルの香りは、花びらが白い花の香りのことを指します。清楚で上品なイメージで、女性らしさを感じさせる香りです。女性はもちろん、男性からも支持の高い万人受けする香りと言われています。
ホワイトフローラルの香りで代表的なものは、スズランやジャスミンなどの花の香りです。それぞれの花について、次項で詳しく紹介します。
スズランはユリ科の多年草で、フランス語ではミュゲと呼ばれています。原産地は日本、アメリカ、ドイツ。そのなかでもドイツのスズランは、香りの強さが安定しているため香料によく使用されます。
グリーンをイメージさせるすっきりとした香りで、控えめながら華やかさのある上品な印象です。スズランの花言葉には、幸せの再来や純粋さなどがあります。
ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属のつる性植物の総称です。白い花が有名ですが、実はジャスミンには白以外の花もあります。とても香りが強いため、香りの女王と呼ばれることもある花です。香料として使われるのは、ジャスミングランディフローラムという種類。甘くエキゾチックな香りです。
ジャスミンの香りは、人工的に再現が難しいと言われています。そのためエッセンシャルオイルは天然精油のみの希少なオイルとなり、とても高価です。白いジャスミンの花の花言葉は、温和や従順です。
ボタン科の多年草であるピオニーは、日本語でシャクヤクと呼ばれる花です。花びらが多いため、ゴージャスな印象があります。ピオニーの花からは天然成分を抽出することができないため、その香りは調香の技術でしか再現できません。
香りはバラに似ていますが、甘すぎず爽やかさがあります。清楚で甘く優しい香りがふんわりと漂う花で、5月のバラとも呼ばれています。ピオニーの花言葉は、恥じらい、はにかみ、優しさなどで、内面の美しさを象徴する花と言えるでしょう。
フローラル系とは、花を使った香りのことです。フローラル系の香りには、ホワイトフローラル以外もあり、それぞれ香りの印象が異なります。ここでは、ホワイトフローラル以外の代表的なフローラル系の香りについて解説します。
フローラルブーケは、複数の花を調合した香りです。花束のようなイメージなので、さまざまな花の香りが使われています。そのため香りのバラエティも豊か。ホワイトフローラルの代表格である、スズランやジャスミンの花もよく使われています。また、アクセントとして花以外の香りを加えることもあるようです。
フローラルの香りに若葉や青葉のグリーンの香りを合わせたのが、フローラルグリーンの香りです。甘い花の香りの中に青葉の香りが混ざっているため、甘すぎず爽やかですっきりした印象。また明るさや若々しさもイメージさせます。
フレグランスが好きな女性なら、香水が使いきれずに残ってしまった経験があるかもしれません。香水は女性が自己表現をしたり、魅力をアップさせたりするアイテムとして使えるだけでなく、リラックス効果も期待できるものです。そのため体にまとう以外にも、さまざまな使い方ができます。
ここではフレグランスが余ってしまった時に参考にしたい、活用方法を紹介します。
使いきれずに余ってしまった香水は、ルームフレグランスとして活用できます。香水の瓶に竹串を挿せば、簡単にリードディフューザーに変身。香水の瓶はおしゃれなものも多いので、インテリアにもなって一石二鳥です。
もし香りが強すぎる場合は、少し薄めてルームスプレーにしても良いでしょう。空のスプレーボトルに無水エタノールを小さじ1入れ、精製水と余った香水を入れたら混ぜるだけで完成です。部屋のファブリックや洋服にシュッとひと吹きするだけで手軽に使えます。
湯船に余った香水を数滴たらせば、湯気とともに香りが立ち上がり、まるでアロマバスのようなリッチな気分を味わえるお風呂になります。ほんの少量の香水でも華やかな香りを楽しめるため、お風呂との相乗効果でバスタイムが癒しの時間になるでしょう。
香水を消臭剤として活用することもできます。水で溶かした重曹の中に香水を数滴混ぜて、空のスプレーボトルに入れれば、気になる臭いをリセットできる消臭スプレーに。特に臭いの元になりやすい靴におすすめです。
余った香水は、部屋の掃除にも活躍します。拭き掃除の時に雑巾に直接吹きかけて使ったり、水を張ったバケツに香水を吹きかけて、その水で雑巾を絞ったりして使います。部屋を掃除しながら良い香りを楽しめます。
香水の強い香りが苦手でさりげなく香りを楽しみたいという方や男性におすすめなのが、ハンカチに香水を吹きかけて使う方法です。ハンカチにワンプッシュしておくと、カバンを開けたり、ポケットからハンカチを取り出したりするたびにほのかに香りが広がります。ティッシュに吹きかけても良いでしょう。
空のスプレーボトルに精製水を入れ、ベビーオイルを数滴たらして、香水を1プッシュして混ぜればヘアコロンとしても使えます。余った香水をそのまま髪にスプレーしても良いですが、ベビーオイルを加えることでサラサラの髪に整えられおすすめです。
香水はほのかに香る程度なので、すれ違い様や風で髪の毛がなびいた時に、周りに良い香りがふんわり香ります。
自社ファームを持ち、植物の力を引き出したコスメやボディケアアイテムが人気のメゾンレクシアでも、ホワイトフローラルの香りをあしらったアイテムがあります。ここではメゾンレクシアで、ホワイトフローラルの香りが人気のアイテムを紹介します。
メゾンレクシア ヴァーダント オードトワレ
50mL 13,500円+税
朝霧に濡れた草葉のみずみずしさを感じさせるフレグランス。トップノートはフレッシュなレモン、ライムなど柑橘系の爽やかな香りで、時間が経つとミュゲやハニーサックルなどのホワイトフローラルの香りが漂います。ラストは、サンダルウッドとムスクの温かみのある香りに変化します。
軽い感覚で付けられるオードトワレなので、体に使うだけでなくルームフレグランスとしてもおすすめです。
メゾンレクシア ハンドトリートメント ホワイトリリィ
50g 3,000円+税
保湿効果の高いヒマワリ芽エキスなどの植物成分を贅沢に配合したハンドクリームです。さらりとしたテクスチャーで、肌なじみも良くべたつきません。みずみずしいジャスミンやローズをベースにした、甘く華やかな香りです。
フローラル系の香りの中でも、上品な印象が強いホワイトフローラル。アイテムによって少しずつ香りも異なるので、自分好みの香りを探してみても面白いですね。ホワイトフローラルの香りをまとって、清楚で品のある大人の女性を演出しましょう。