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数ある香水の中でも男女ともに高い人気を誇るのが、マンダリンやベルガモットなど、柑橘系の香りを配合した香水です。清潔感のある爽やかな香りが魅力なので、香水初心者の方でも取り入れやすいでしょう。この記事では、柑橘系香水の特徴や香りが与える印象に加え、洗練されたおすすめの香水をご紹介します。
フレッシュな香りが広がる柑橘系の香水には、どのような特徴があるのでしょうか。
欧米では体臭を消すために古くから発達したといわれている香水の文化。日本では香水の文化になじみの薄い人もいますが、果物をイメージさせる柑橘系の香りは爽やかなので、比較的受け入れられやすい傾向があります。また、柑橘系の香りは短時間で消える性質もあり、くせがないのが特徴です。
香水は自分を演出するおしゃれの一部として使う人もいれば、香りの効果でリラックスするために使う人もいます。新鮮な果実を彷彿とさせる柑橘系の香水は、快活で明るい気分にさせてくれるので、気持ちの切り替えやリフレッシュにおすすめです。
柑橘系の香りは「爽やか」「フレッシュ」「みずみずしい」などの言葉で表現されます。また、さっぱりと軽やかな印象なので、四季を問わず一年中使うことができるのも魅力です。甘過ぎない香りで男女問わず人気があり、うまく取り入れれば、あらゆるシーンで好感を与えてくれるでしょう。
柑橘系の香水というと、どのような香りが思い浮かぶでしょうか。ひと口に柑橘系といってもさまざまな香りがあり、どの柑橘類の香料をどのような成分と組み合わせるのかで香りのイメージが変わってきます。例えば、レモンの香りを他の柑橘類と組み合わせたフレッシュな香水もあれば、フローラル系の香りを加えている甘めの香水もあります。ここでは、柑橘系の香りの種類とその特徴についてご紹介します。
オレンジの香りは、ジューシーでみずみずしい印象。まだ青い果実のような若々しい香り、オレンジの花をイメージした女性らしい香りなどさまざまな表情を楽しめるのが特徴です。また、香水によく配合されているマンダリンというヨーロッパで栽培されているミカン類もオレンジに含まれます。完熟した頃のマンダリンは果実の芳醇な香りが魅力的です。
さらにオレンジの香りは、フローラル系、ハーブ系、樹木系など、あらゆる香りと好相性という特徴も持っています。
レモンの香りはすっきりとした爽やかさが特徴。気持ちをリフレッシュさせる作用があるといわれ、ストレスを抱えている時や気持ちが晴れない時にレモンの香りを纏えば、気分を一新することができるでしょう。
レモン以外の柑橘系の香りとも相性が良いほか、ラベンダー、ネロリといったフローラル系の香りとの組み合わせも人気があります。
グレープフルーツの香りは香水に配合することで、すっきりとした雰囲気を生み出します。
特に樹木系のシダーウッドやハーブ系のローズマリー、フローラル系のラベンダーとは相性が良く、おすすめの組み合わせです。リラックス効果を得たい時は、オリエンタル系のイランイランやフローラル系のジャスミン、ラベンダーが配合されている香水を試してみましょう。
和の趣を感じさせるゆずの香りは、少し青みのあるようなさっぱりした印象。
ゆずは他の柑橘系の香りとも相性が良く、さまざまな香りとブレンドしやすいのが特徴です。樹脂系であればベンゾインやフランキンセンス、樹木系ならばサイプレスやプチグレンとの組み合わせがおすすめ。ハーブと合わせるならばバジルやクラリセージ、フローラル系ならばローズやラベンダー、カモミールローマンなど、あらゆる香料にすっきりとした香りをプラスしてくれます。
ライムは柑橘系の清潔感に、ほのかな苦みを加えた香りが特徴。疲労感をやわらげ、心をリフレッシュさせる香りともいわれます。
そんなライムの香りと相性が良いのは、ラベンダーやネロリといったフローラル系やローズマリーなどのハーブ系。そのほか、オリエンタル系のイランイラン、スパイス系のバニラやナツメとのブレンドも個性的な香りが楽しめます。
優しく爽やかな柑橘系の香りのなかでも、上品な印象のベルガモットの香り。気持ちを落ち着かせ、ポジティブな気分にしてくれるので、ストレスを感じたりイライラしている時に、この香りの香水を一吹きしてみましょう。
人気の香りなので、ベルガモットをメインとした香水が多いのも特徴です。他の柑橘系と組み合わせると爽やかさが増し、また、ゼラニウムやラベンダーなどフローラル系と合わせると落ち着いた雰囲気の香りになります。
ここでは、柑橘系の香りをより楽しめる香水のつけ方や、香水を長持ちさせる方法をご紹介します。
人の体の中で血管が表面に近い部分は、体温が高い傾向にあります。そのため、そこに香水をつけると揮発しやすくなり、香りを放ちやすくなります。特に、柑橘系の香水のように軽やかな香りは、このような体温の高い場所につけるのがおすすめ。手首・肘や腕の内側・膝の裏・お腹などは比較的体温が高いといわれています。
そのほか、下記のような場所につけることで、それぞれの香り方が楽しめます。
・指先:さまざまなものに触れる場所なので香りやすいのが特徴。ただ、触れたものに香りが移ってしまうこともあります。柑橘系の香りは清潔感があり万人受けしやすいですが、時と場合に応じて使い分けが必要です。
・髪:ふんわりと纏えば、髪が揺れるたびに柑橘系の爽やかな香りが広がります。
・足:服で覆っている場所であれば、ほのかに香らせることができます。
・足首:下の方から立ち上るような香り方を楽しめます。
香水には複数の香料が調合されており、揮発しやすい成分から香りを放ちます。つけ始めの約10~15分はトップノート、香水をつけてから3時間程度までがミドルノート、最後の余韻がラストノートと呼ばれます。柑橘系の香料は揮発性が高く、トップノートに香ることがほとんど。軽やかで華やかに香り立つのが特徴です。
香水は加熱(温度変化)や光(日光、蛍光灯)、空気(特に酵素)に弱く、変質や劣化を起こしやすい性質を持ちます。そのため、香水は直射日光に当てず、冷暗所で保管しましょう。
特に、柑橘系の香水は揮発性が高く蒸発しやすいため、使用後は蓋がしっかりと閉まっているかの確認が重要です。もし、蛍光灯の光が当たる棚などに香水の瓶を並べて保管している場合は、蛍光灯をこまめに消すようにします。これだけでも香水は長持ちするでしょう。
メゾンレクシアにはスパイシーでフレッシュな香りや甘く爽やかな香りなど、高い品質の香水が揃っています。ここからは、洗練された雰囲気を纏える柑橘系の香水をご紹介します。
美しいアジアの仙郷からインスパイアされたオードパルファムは、功徳を積む朝の行や篤い信仰を連想させます。
フルーティーなマンダリンから艷やかなチュベローズやジャスミン、スパイシーなパチュリやムスクへと移ろい、一吹きすれば甘く温かなライトフロリエンタルの香りが広がります。
多面的な女性の魅力を感じさせるオードパルファム。
レモンやベルガモットが香るみずみずしい柑橘系の香りと華やかなフレッシュローズ、パウダリーなスウィートムスクが溶け合い、心地よくフィットします。
儒教において、普遍的な愛を意味する「仁」に由来したオーデコロン。
爽やかでフレッシュな柑橘に華やかなローズが調和し、ウッド系の香りが温かみや奥行きを加えます。自然に抱かれているような安らぎを求める方におすすめの香りです。
地中海の美しい情景を連想させる清々しい香りのオーデコロン。
ビターオレンジの明るい香りやネロリ・プチグレンの優雅な香り、ローズ・ジャスミンの甘美な香りが巧みに調香され、多彩な表情を放ちます。
柑橘系の香水はさっぱりとした清潔感のある香りが魅力。おでかけはもちろん、心や体を癒しリフレッシュしたい時にも活躍します。ぜひお気に入りの柑橘系の香水を手元に置いて、その爽やかな香りを楽しんでくださいね。